在宅ワーク経験者のナミです。
簡単に稼げるという広告もあるけれど、本当に働いている人の収入の実態が知りたい。
こんなお悩みをお持ちではないでしょうか。
在宅ワークを半年ほど続けた経験から言うと、「初心者が簡単に、すぐパートよりも稼げる」ことは、ほぼありません。
そのように謳う広告は、詐欺の可能性もあります。
ただし、自分からインターネットで検索して必要な知識を取り入れたり、効率の良い方法を模索したり、経験を積むことでパートより少し多めに稼げる可能性はあります。
これが、在宅ワークの実態です。
今回は
- 在宅ワーク 収入の相場の実態
- 在宅ワークの職種別 平均収入の実態
- 詐欺にあわないために、高額収入を謳う広告の実態
について解説します。
最後までご覧いただければ、在宅ワークで働いたときの収入がわかり、明確な未来が見えてきます。
安全に在宅ワークをするためには、信頼のおけるクラウドワークスがおすすめです。
私も在宅ワークの仕事を受注するため使っている仲介サイトです。
Contents
在宅ワークで働いている人の収入の実態とは?
在宅ワークは実際稼げるのでしょうか?
個人的には
「最初のころの収入は特に低く、在宅ワークだけで生活できるまで稼ぐのは、なかなか難しい」
と感じています。
Twitterでもこんな声が聴かれます。
子供三人います、シングルマザーです。数年前から病気も併発し、身体に鞭を打ち通勤して仕事しています。
在宅ワークは共働きの扶養なら良いですが、母一人で子供三人を育てるには収入が少ないのが現状です。
それでも大企業の方が考えて行動してくれる事は励みになります。 https://t.co/hWbJetmjii— M (@kohachi12319) May 14, 2019
生活費を入れない娘。
在宅ワークで収入が少ないとか、友達は生活費なんて家に入れてないとか…。
でも収入がない訳ではないし、ここは厳しく言うべきなのかも知れないけど、言い負かされるのが目に見えて言えない私は親としてクズ。— のあ (@noa_to1110) April 5, 2019
職種によって平均が変わる
在宅ワークと言って、職種は幅広く、収入の差は大きくなります。
自己決定レベル | 月収 | 月の労働時間 | 時給 |
ローレベル(データ入力、シール貼りなど) |
3万円 | 50時間 | 857円 |
ミドルレベル(ライター、翻訳など) |
6万円 | 90時間 | 1057円 |
ハイレベル(動画編集、Webデザイン、設計・製図など) |
15万円 | 120時間 | 1667円 |
この表は厚生労働省が調査した、在宅ワークの自己決定レベル(レベルが高いほどアイデアを提案したり考えることが増え、専門性の高い知識やスキルを必要とする)別の月収と月ごとの労働時間、時給の中央値です。
※中央値とは、データを小さい順に並べたときに真ん中に来る数値のことです。
表によると、考えたり提案することの少ない、ローレベルの仕事は月50時間ほどの勤務で月収3万円です。
月50時間ということは、月曜日から金曜日まで2~3時間を仕事に充て、土日は休んでいる程度の仕事量です。
この数字を見て、恐らく「在宅ワークってオイシイ!」と考える人は少ないのではないでしょうか。
ちなみに、私はミドルレベルと言われるWebライターをしていましたが、2ヵ月ほど経験を積んだのち、時給1000円前後で仕事をしていました。
時給ではないので、仕事のスピードを上げることで収入が変わることも
基本的に、在宅ワークは「時給いくら」ではありません。
成果報酬型というやり方が一般的です。
これはWebライターなら一文字〇円だから、3000文字の原稿を作ったら○○円の収入になる、データ入力なら一件〇円、もしくは一文字〇円、という計算の仕方になります。
つまり、質を落とさずスピードが早くなれば、一時間当たりにもらえる収入が大きくなるわけです。
とはいっても、人間の能力には限界がありますから、極端に収入が増えることはありません。
しかし、仕事を始めたばかりなら、自分なりに効率の良さを追及したり作業の練習をするなりして少しでも短時間で収入をあげられる可能性があります。
在宅ワークの職種別、収入の実態は?
では、次は職種別に平均の収入を見てみましょう。
データ入力
依頼主から指定された書類などをエクセルや決まったファイルに入力する、という仕事です。
タイピングがある程度できれば行えるため、パソコンを使った他の職種より単価が安い傾向です。
一文字0.1円が相場です。
慣れている人でも時給600円から1000円程度が限度です。
ただし、インターネットでデータを収集したり、考えてから入力する作業がある場合はもう少し値段が上がります。
webライティング
依頼主からジャンルなどを指定され、その範囲でリサーチをしたり自分の経験や感想を含めて文章にする仕事です。
主にインターネットサイトの一部の文章を作ることが多いようです。
基礎的な文章力が必要になるため、データ入力より単価が高くなります。
主に一文字1円で依頼されることが多いようです。
時給に換算すると1000円前後になります。
ただし、SEOと言われる、インターネットの検索でサイトを見つかりやすくする知識を勉強したり、経験年数が増え、記事の企画を考えられるようになったり、きれいな写真が撮れるようになると、収入が上げられる可能性があります。
アンケート
一回、回答すると数円から数十円になります。
年代、性別、趣味など限定的なアンケートになると、値段が少し高くなります。
テープ起こし
講演会やセミナーなどの録音を聞きながら文字にしていく作業です。
ただ、文字にするのではなく、「あー」とか「えー」といった、文章にすると読みにくくなる言葉は省かなくてはいけません。
口で話した言葉をそのまま文章にすると、内容が伝わりにくいので、普通に文章を書くより慣れが必要です。
単価は依頼される録音の長さで決まります。
1分の録音を文字にするのに200円から300円になります。
私も何度か経験がありますが、1時間で出来る仕事量は、スキルと、依頼される音声の良しあしで大きく変わります。
バナー作成
バナーとは、ネットサイトのホームページに広告として文字や写真、絵を組み合わせて作った画像です。
クリックすると該当のサイトへ移動するものです。
ややWebデザインなどの知識が必要ですが、ネットで検索をすれば、無料で勉強できることもあります。
バナー一つにつき2000円くらいから収入を得ることできます。
慣れれば1~2時間で終わる仕事もあるので、時給1000円から2000円くらいになります。
ただし、依頼主が応募してきたバナーを見て契約する作成者を決めることが多く、仕事になるかは勉強次第になります。
シール貼り、チラシ封入
いわゆる「内職」と呼ばれる仕事です。
パソコンのスキルがなくても出来ます。
ただし、単価は低く、今後値上がりさせることも難しい仕事です。
シール一枚0.1円、チラシ封入は1通1円くらいが相場です。
シールはずれないように貼る、チラシ封入も封筒に糊を付けてしっかり封をする、など細かい作業ですので、慣れていても時給500円くらいが多くなります。
商品を自宅に置いて作業をするので、小さい子供がいるおうちは、いたずらされないよう管理が必要です。
チャットレディ
多くは、Webカメラを使って、テレビ電話のようにお話をする仕事です。
空いた時間で・・・といいつつも、夜に電話をしたいお客さんが多いので夜に仕事をすることが多くなります。
お客さんは主に男性。
ただお話しをするだけの「ノンアダルト」というお仕事も多いですが、下ネタ系の話題も出てくるので耐性がないと厳しいお仕事です。
(アダルトの分野は、カメラの前で脱いだりします)
収入の相場は時給3000円くらいから。
キャバクラの在宅ワーク版という感じです。
在宅ワークなら高額の収入を得られるという広告の実態は?
在宅ワーク、というと「簡単に〇万稼げる」「初心者でもすぐに月収〇万円」という広告が出てきます。
在宅ワークを始めてすぐ、収入の相場以上の金額が稼げることは、ほぼありません。
高額な収入を謳う詐欺の例を見ていきましょう。
事前にお金を要求する
「サーバー代として○万円必要です。これくらいなら1カ月働けば元が取れます」
このように初めにお金を要求するのは詐欺の王道な手段です。
最近は、初めに報酬を渡してから多額の金額を要求するパターンもあります。
例
テストとして、決まったテーマで3000文字を書いたら報酬として1000円もらえた。
その記事のレベルが高い、これならアクセスがたくさん来るので特別なサーバーを使って専用のホームページを作らなくてはパンクする、と言われ、ホームページ作成代30万円払うように指示された。
初めての在宅ワークで褒められたら嬉しいですよね。
しかし、これが詐欺の手口。
とにかくお金を支払わせようとするものには要注意です。
会社名、電話番号、代表者名を検索しても出てこない
怪しいと思ったら、まず、「会社名」「電話番号」「代表者名」をネットで検索してください。
実在しない会社名なら、詐欺の可能性が非常に高い、と思ってください。
ネット上で詐欺の被害情報が出ていることもあります。
少しでもおかしいな、と思ったら
消費者ホットライン
188
(最寄りの消費者センター等に案内をしてくれます。)
警察相談窓口
♯9110
(どちらも局番無し)
へ相談しましょう。
被害にあわないためにも、お金を請求されても「支払わないこと」が鉄則です。
対策
詐欺の被害にあわないためにも、登録が無料の仲介サイトから仕事を応募するのが一番安全です。
私は、クラウドワークスという大手の仲介サイトから仕事を探していました。
手数料で損をしてるのでは?とか、思ったより金額が安い、と考えるのは、何度も仕事を受注し、実績を作ってから考えましょう。
在宅ワークに詳しくない初心者は、信頼のあるサイトを介して仕事を受けるのが確実です。
興味がある方はこちらからから無料で登録できます。
在宅ワークの収入の実態を知って、明確な未来を考えよう
収入の実態を知ると、明確な未来が見えてくると思います。
私は実際に育児をしながら、しばらく在宅ワークで仕事をしていましたが、子供が病気のときでも看病してあげられたり、家事と両立できる環境は、大きな収入よりも代えがたいものがありました。
また、スキマ時間に勉強したり、効率のいいやり方を見つけて収入を増やしていく能動的な働き方は、生活にやりがいをもたらしてくれます。
ぜひ、興味のある方は、できそうなお仕事からチャレンジしてみてはいかがでしょうか。
新しい働き方は、視野を広げてくれるチャンスにもなります。
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