派遣会社勤務歴6年のナミです。
何らかの事情で働いている職場を辞めるというのは、切り出しにくいですよね。
派遣の場合は、会社から辞職や契約の更新しないなどの話をしますが、直接雇用されているパートだとそうはいきません。
パートを辞めるときのスムーズな言い方をご存知ですか?
とはいえ、人間関係の不満など、職場に言いにくい都合で辞めることもありますよね。
今回は
- パートをスムーズに辞めるときの言い方
- パートを辞める理由が伝えにくい場合の言い方
について解説します。
パートでも正社員でも、働きたいと言うときより、辞めると切り出す方が勇気がいるものですし、言い方も難しくなります。
しかし、今の職場を辞めることで幸せな生活が送れるならば、ぜひ一歩踏み出してほしい。
本記事を読んでいただければ、スムーズな退社のヒントとともに、一歩踏み出す勇気が出てきます。
パートを辞めるときの言い方、ぜひ、最後までお付き合いください。
Contents
パートを辞めるときは、どんな言い方だとトラブルが起きにくい?
基本的には
- 理由
- 希望の辞める時期
を辞職の意思と一緒に伝えましょう。
理由は、伝えにくいことでなければ正直に言うのが一番です。
どんな場合でも、次の二つのポイントを抑えておくと社会人としてスマートな言い方になります。
①個人的な事情
どんな職場だとしても辞めてはいけない仕事はありません。
また
「自分が頑張れなかったから」
「自分が仕事で成績を上げられなかったから」
など、自分を落とすような考えも必要ありません。
ただ、円満に辞めたいのであれば、たとえどんなに職場に原因があっても社交辞令として「自分個人の都合で・・・」と職場とは関係ない、自分側に原因があるように伝えたほうがラクに辞めることができます。
②感謝の言葉を伝える
これも社交辞令の一つです。
仮に、勤務期間中、辛いことが多く、感謝できることが少なかったとしても、
「お世話になりました」
「ご指導いただきありがとうございました」
このような言葉があるだけで、雰囲気が全く変わります。
感謝の言葉は、人間同士の潤滑油です。
上手に取り入れましょう。
社交辞令が必要なのはなぜ?
色んな職場があり、いろんな考え方の責任者や上司がいます。
理不尽なことを言う人もいるでしょう。
ただ、社交辞令によって「理不尽なことを言われにくく」することはできます。
人はだれしも悪者にはなりたくないもの。
一般的には謙虚で、感謝をしてくれる人を相手に、厳しい言葉を投げかけたいと思う人はあまりいません。
それでも不快なことを言ってくる責任者や雇用主もいるかもしれませんが、
「もう辞めるのだから」
「今だけだから」
と、出来る限り笑顔でかわしていくと、必要のないトラブルに巻き込まれにくくなります。
多忙な時期をさけて辞めることも大切です。
辞める時期については、こちらの記事でも解説しています。
本記事と一緒に読んでいただければ、トラブルの少ない退職方法がみえてきます。
パートを辞めると電話で伝えるときの言い方
自分自身や家族が体調不良だったり、緊急の場合、電話で辞めると伝えなくてはいけないときもあります。
その際は、「電話で辞めると言わなくてはいけない」ことをお詫びし、事情を説明しましょう。
そして、辞める意思を明確に伝えましょう。
退職を切り出すだけなら電話で伝えることもありますが、そのあと直接会って改めて挨拶をするのが本来のマナーです。
明確な理由がなければ、電話だけで辞めるというのは、社会的に非常識と捉えられてしまいます。
必要な書類を書いたり、職場においてある私物や会社から借りているものを返すなど、電話だけで済まないこともあります。
職場にどうしてもいけない場合は、郵送で送るので、必要なことを書いて送り返してほしい、と言われることもあります。
できれば、緊急事態をのぞいて、電話だけで退職するような事態は避けたいですね。
ただし、職場の人間関係などで体や心の調子を大きく崩してしまうこともあります。
その場合は、「緊急事態」とみなして大丈夫!
あなたの身体が一番大切です。
医師の判断があればそれらも一緒に電話で伝えて、出社せずに退職できるよう上司や責任者に伝えましょう。
本音では伝えにくい理由でパートを辞めるときの言い方は?
辞めたい理由はきれいで前向きなことばかりではありません。
正直に言いにくいのならば、波風の立たない嘘の理由を伝えてもいいのです。
なぜなら、あなたも辞める意思を伝えやすくなりますし、職場側も引き留めたくても「仕方ない」と考えてくれることが多いからです。
ただ、今後、ばれるとトラブルになったり気まずくなるような嘘は控えておいた方がいいでしょう。
職場から自宅が近かったり、学校のママ友たちと働いている場合は特に注意したい部分です。
それを踏まえたうえで、一般的に辞めやすい理由の例がこちらです。
体調不良
「持病が悪化して・・・」
「腰痛がひどくなったので立ち仕事が辛くて・・・」
「年齢のせいか体力的に辛くて・・・」
このような理由はいかがでしょうか。
本人の体調不良は、周りがコントロールできることではなく、職場側も無理を言えないため、辞めやすい理由の一つです。
ただし、命にかかわるような大げさな病気を言ってしまうと、余計な心配をさせてしまったり、職場の外でばったり出会ってしまった時に気まずくなりますのでほどほどに。
家族の介護や夫の転職など家庭環境
「両親の介護が必要になってしまったので・・・」
「夫が転職で引っ越すことになって」
「夫の独立に伴って、仕事の手伝いをすることになって」
「子供の受験でいそがしくなるので・・・」
家庭環境も引き留めにくい理由の一つです。
とくに主婦の場合、家庭と仕事を両立していることが多いので、納得してもらいやすい。
ただ、職場と自宅が近いと「引っ越し」という理由はばバレやすいので使わない方がいいでしょう。
キャリアアップ
「今後正社員を目指したいので・・・」
「パートタイムではなく、フルタイムで働きたいので・・・」
今後の夢のために、という場合なら、前向きな理由として快く送り出してくれる職場も多くあります。
現在の職場でパートから正社員登用などの制度がある場合は引きとめられる可能性があるので、今の環境を見極めたうえで使ってくださいね。
一身上の都合
法律的には、一身上の都合、だけでもいいんです。
理由を聞かれても、ドライにかわしていく。
嘘をつく必要もありません。
一つの方法ではありますが、個人的にはあまりお勧めできません。
どうしても事情を聴きたくなるのが人の心というものです。
しかも、仕事という生活には欠かせない場所から離れていく人に対しては、敏感になる人もいます。
細かくお話を作る必要はありませんが、円満な退職をするのであれば、上手に建前を使っていくとストレスが少なく退職できます。
パートを辞めるときは上手な言い方でやり過ごそう
実際には、職場の人間関係、直属の上司と相性が合わない、シフトの組み方が理不尽で不満がある・・・
私も仕事の相談を乗っていると、正直に伝えにくい、ネガティブな理由を何度も聞きました。
責任者に相談しても改善されないこともあります。
本来であれば、辞める理由として充分です。
「こんな理由で辞めてはいけない」
ということは、いっさいありません。
ただ、辞めるということは職場とは距離を置くこと。
今後も長くお付き合いする職場なら、「改善点」として正直に伝えてもいいことも、退職のときは伝える必要がないこともあります。
ネガティブなことを言うためには、エネルギーも必要になりますし、あなた自身が大きなストレスになるときもあります。
感情的にならず、一番あなたがラクで、誠実だと思ってもらえる形で辞める意思を伝えましょうね。
出勤最後の日に、あなたも職場のメンバーも、「ありがとう」と言い合って職場をあとにできるような、気持ちのいい退職を目指せるといいですね。