・残業があると病院に行きにくい
・でも妊活中の診療費が高いので仕事を辞められない
・子供を持つ夢はあきらめたくない
こんな不満を解消するなら、派遣で働くのが一番です。
妊活中は正社員やパートで働く人が多いですが、私のオススメは残業控えめ×時給はパートより高めの派遣です。
「残業はないか少なめの職場も選べる」「事務仕事が多い」というのが最も大きなメリットです。
派遣、と聞くと「雇用が不安定」と思うかもしれません。実際、私も派遣で働き始めるまで将来が保証されていない不安感がありました。
しかし、実際は一つの仕事が終了しても募集はたくさんありますし、終身雇用制度の無くなった今の時代では仕事が続くかどうかの不安はあまり変わりません。他の雇用との違いは、雇用されている先が派遣会社か働いている職場か、という違いだけ。
派遣は妊活中の女性にとって良いとこ取りの働き方なのです。
実際、ベビ待ちの人で派遣という働き方を選んでいる人が増えてきています。
@ayaquita_xx
そっかそっか♥そういうのがあるんですね(*´∇`*)素晴らしい制度ー!!
私も派遣社員とかで探してみようかなー(-_-;
ベビ待ちしてると仕事探すの本当に大変ですよね↓— mana🇷🇴 (@414mo213) April 20, 2011
派遣のNさんもベビ待ちだった 今日のこの気持ちを分かってくれる貴重な存在
— みそ@青空キング (@misodayo) September 30, 2010
しかも、一人で転職活動をするより早く仕事が見つかることも多くあります。
いくつかの派遣会社に登録すれば、いい条件の職場が出てくる可能性も高く、時給1800円から2000円という仕事につけることもあります。
妊活中の人はもちろん、子供が少し大きくなったママさんにも人気で、主婦にとって今一番お得な働き方です。
もちろんいつでも手軽に休んいいわけではありません。
派遣会社と派遣先、両方面接に行かなくてはいけなかったり、もちろん社会人としてのマナーも守らなくてもいけません。
しかし「楽に仕事ができるわけではないのか・・・」とがっかりしないでください。
派遣は、時短や週4日勤務など自分の都合に合わせることができるので、定期的に病院に通っていたる妊活中には、とても勤務しやすい雇用形態なのです。
ぜひ、派遣の仕組みや派遣会社への伝え方を学んでおきましょう。
今回は、派遣スタッフ経験もあり、派遣会社に勤めて100人以上に仕事を紹介していた私が派遣の基礎知識について解説します。
Contents
派遣って何?仕組みと仕事紹介までの流れについて
派遣とは、正社員やパートと違い、派遣会社を雇用主として働く雇用形態の事です。
派遣会社は、勤務したい派遣スタッフと人材が欲しい職場をつなぎ、勤務中もスタッフ、勤務先両方のフォローをしてくれるところです。
働きたい人は、まず派遣会社にネットや電話で登録をします。
会社によっては、派遣会社に来社し、詳しくヒアリングを行うところもあります。
初めてだと抵抗があるかもしれませんが、大手の派遣会社ならヒアリングで細かな希望やスキルをチェックしてもらった方が安心です。
登録が終わったら、仕事を紹介してもらうまで待つだけです。
条件に合った仕事が来たら、電話やネットなどで連絡が来るので、勤務するか見送るか返事をしましょう。
複数の派遣会社に登録すると、それぞれ得意な職種や分野あるので、今まで経験したことのない業界の職場を紹介してもらうこともできます。
例えば、海外とやり取りのある商社やアパレル関係、医薬品関係の会社など正社員をあまり募集していない会社でも派遣なら求人があることも。
もし興味のある業界の募集が合ったら、チャレンジできるのも魅力です。
派遣会社に登録した!本当に仕事を紹介してもらえるの?
派遣で働いてみよう!と意気込んだものの、二の足を踏んでしまう人の多くは『仕事を本当に紹介してもらえるか』という心配があるということ
まずどんな仕事でもいえるのですが、すべての条件に当てはまる職場を見つけようとするとなかなか紹介してもらえません。
自宅から近くて、時短勤務で、残業は一切なし、事務の仕事で女性が多くて、時給2000円で・・・となると地域によってはぴったり当てはまる職場がないこともあります。
では、自分にとって都合がいい職場をなるべく多く紹介してもらうためにはどうすればいいのか?
ベストなのは『優先順位を決めること』
仕事探しで大切な部分になります。
皆さんも、考えてみたら譲れない条件と緩和できる条件があると思います。
ここがいい仕事と出会える基本になります。
例えば
- 妊活中は病院を優先したいから週4日勤務は譲れないけれど残業は2時間までなら可能
- 妊娠していたら不安なので事務職は譲れないけれど、時給はもう少し控えめでも大丈夫
など・・・
実際、私が派遣会社に勤務しているときも、条件に優先順位を決めて頂くことで人間関係のいい職場をご紹介出来たり、同じような妊活中のスタッフがたくさん勤務している職場など、その人にとってより働きやすい案件をご紹介しやすくなります。
このように派遣会社としたら
条件として上げにくいけれど働きやすい職場
を探すためにも、できれば条件以上に妊活中であることや詳しい事情を教えて頂けるとより働きやすい職場を紹介しやすくなります。
もちろん、無理強いはしません。
派遣会社の相談相手が男性だと話しにくいこともあるでしょう。
最近では女性のキャリアカウンセラーがいる派遣会社もあるので、そのようなサービスを積極的に利用するのも良いですよ。
キャリアカウンセラーのいる派遣会社はこちらでもご紹介しています。
派遣で働くメリットとは?仕事を紹介する側される側、両方の経験者が解説!
派遣先での顔合わせは面接ではないが社会人としてのマナーを大切に
紹介してもらう仕事が決まったら、仕事前に派遣先の会社にいくことがほとんどです。
ただし、ここで注意したいのは、
派遣先は面接行為をしてはいけない
という法律があるということ。
何故なら、派遣先は派遣社員を直接雇用する立場ではないから。
派遣会社にお金を払っていますが、それはあくまで労働の対価です。
そのため、顔合わせは「面接」ではなく今後の仕事を円滑にするための「面談」と呼ばれることが多くあります。
そうはいっても、人間同士。
あまりにマナーがなっていないと、悪印象を持たれてしまいます。
- 清潔でシンプルな髪型、服装
- 挨拶や質問に対する答え方
- なるべく笑顔で
など、社会人として当たり前のマナーをしっかり守れば、顔合わせは問題なく終わります。
また、初めて顔合わせをするときは不安も多いでしょうが、派遣元の社員が一緒に付き添ってくれることがほとんどです。
今まで社会人として仕事をした経験のある人なら問題はないはずです。
焦らず常識を守ることが大切です。
派遣のメリットについて
派遣のメリットは3つあります。
1:勤務時間や勤務日数を選びやすい
派遣での求人は勤務時間や日数を選びやすいのが一番のメリットですね。
忙しい時間帯だけとか、忙しい曜日だけ出勤するという派遣さんも多くいます。
週5の9時から5時といったフルタイム勤務の仕事もありますが、残業の有無が選びやすかったり、残業時間が最長○時間と決められているところもあります。
そのため、仕事以外の予定も考えやすいです。
正社員だと職場によってはメリハリが無くなり、ダラダラ残業や会議に付き合わされることもあり、どうしても仕事以外の予定がたてにくくなります。
2:求人情報だけでは見えない職場の雰囲気などを派遣会社が知っていることがある
派遣会社は、求人情報では分からないことを知っているときもあります。
職場の雰囲気や、他にも派遣されている人がいればどんな人が働きやすいか、など。
例えば、私は自分が妊活中、同じ妊活中の人が多く働く入力の職場で働くことができました。
仕事の融通も利きますし、新婚で今後の妊娠を考えていたり、既に妊娠中の方など同じような事情の方と一緒に働けました。
もちろん、仕事なので責任をもって出社し、働いていますが、気持ちの部分でも働きやすかったです。
正社員と違い、基本的には将来の昇進はありませんし、福利厚生も一般的なレベルですが、仕事以外にも重視していること(妊活など)がある人にとってはバランスのとりやすい、魅力的な働き方です。
3:職場には相談しにくいことも派遣元の会社に相談することができる
派遣スタッフは、職場以外でも相談が可能です。
人間関係など職場の誰かに直接相談すると不安になるものがあります。
そんな時は派遣会社の人に相談することができるということです。
どうしても職場と合わないなら違う職場を探してもらうこともできます。
これまでの働き方だと、どうしても一人で戦わないといけない面がありました。
同じ職場で相談できる相手がいれば一番いいのですが、事情があって心を開ける人がいなかったら、仕事を続けるか辞めるかという悩みすら一人で抱えることになっていました。
派遣なら職場の中ほど近すぎず、赤の他人より近いところで相談できるスタッフがいるということがメリットです。
他にも、今後のキャリアについて相談できたり、様々な経験が積めるというメリットがあったり
「人間関係が気楽」
「期限が決まってるので我慢しやすい」
「フリーランスの人なら仕事のつなぎにしやすい」
などのメリットがあります。
ただ、いい事ばかりではなく、派遣ならではのデメリットもあります。
詳しくはこの記事でも解説しています。
派遣を考えている方は参考にしてください。
派遣で働くメリットとは?仕事を紹介する側される側、両方の経験者が解説!
まとめ:さあ派遣という働き方を検討してみよう
派遣は、ニュースで悪い面だけをピックアップされることもあり、良い印象を持たない人もいます。
確かに派遣の期限があったり、正社員よりも責任のある仕事を任せて貰えないこともあります。
しかし、妊活中など仕事以外の事情がある場合は、これほどいいところ取りができる働き方はありません。
正社員のように、会社で次々に役職を上げていくようなキャリアアップは出来ませんが、仕事をしながら勉強できる仕組みを取り入れている派遣会社も多く、将来的に望みの仕事が出来るように自分の力を付けることも出来ます。
決められたレールを進むキャリアアップとはまた違った、自由な人生設計を楽しんでみましょう。