子育て

子育てが楽しくないと思ってしまうママへ 素敵な本のご紹介「お母さんの心が楽になる 怒らない子育て」

未就学児~小学生ママ対象(しかし、ママ自身の内面を知るためなら中学校以降のママにもおすすめです

みやすさ★★★☆☆

ママのタイプ:真面目タイプ、子育てって想像より楽しくないと思っているタイプ、今日も怒ってしまった・・・と夜落ち込んじゃうタイプ

こんにちは。namです。

今日は、お勧めの本のご紹介です。

私は本が大好きで、小さい頃から本屋さんにただ「行く」だけでワクワクしていました。

それは、結婚後も変わらず、特に子育てが始まってからは、それこそ近所の図書館にある育児本はほぼ読み切り、その場にない本は取り寄せてもらったり自分で購入したり。

何冊読んだかわかりません。

本に書いてあることは、失敗しながらも私なりに、取り入れられそうなことは実践したり、私には向いてなくても、どんなタイプの人なら合うのか考えながら読んでいました。

そんな育児書マニアの私がオススメの本を少しずつ紹介したいと思います。

育児本って、本屋さんにいくと山のようにあります。
最初の子供を身ごもってから早10年以上過ぎましたが、色んな本が入れ替わり、立ち代わり。

時代と共に流行った本もあれば、今でもじっくりと本屋さんの棚に居座っている本もある。

人によって「合う」「合わない」があるかと思いますが、なるべく幅広く、「効果が出る」良書をご紹介したいと思います。

今回ご紹介する本は、こちら。

水島広子先生の「お母さんの心がラクになる!怒らない子育て」

水島先生は、対人関係療法の第一人者の先生です。

対人関係療法とは、もともとはうつ病の治療法としてアメリカで開発されたものですが、認知療法とともに効果が実証されている数少ない精神療法のひとつです。
最近は摂食障害やPTSDなど、さまざまな治療法としても活用されているようです。

アドラー心理学でも、「全ての悩みは、対人関係の悩みである」とあるように、私たちの生活で対人関係というものは、大きなウエイトを占めています。

こちらの本は、その中でも、未就学児から小学生くらいのお子さんとママの関係に着目した内容になっています。

漫画のような読みやすさはないですが、字も比較的大きく、分かりやすい言葉で書かれていますので、読みやすさは★3にしました。

怒りがテーマって最近よく聞きますが・・・

昨今、アンガーマネージメントが注目されたり、「怒り」に対する認識が少し前より変わってきたと思います。

しかし、ママの「つい子どもを怒ってしまう」悩みは、昔から。

可愛いわが子の寝顔を見ながら、「なんであんなに怒っちゃったんだろう」「い、いやいや、あれはこの子の将来のためだし」「私、ダメな母親だな」
悩んだり、正当化したり、落ち込んだり、色んな感情が渦巻く夜を過ごした人は数知れず。

当然本屋さんにも

「怒らない」「叱らない」

というキーワードの本は、年中存在している印象です。

私も子育てを始めてから10年以上「無駄に怒らない」は目標の一つです。

とにかく一時期の感情に振り回されて、自分より弱く、自分を慕ってくれてるとわかっているわが子に対し、不必要に「怒り」ぶつけたくない、その一心で色んな本を読みました。

共感や著者の経験談のみによる進言であふれている本が多い中、こちらは心理学、精神医学に精通している方が書かれているだけあり、即効性のあるアイデアと、怒りの心の根本にわかりやすく触れている箇所があり、私の生活そのものに大きな影響を与えてくれました。

読む楽しみを阻害しない程度に、内容にも少し触れたいと思います。

期待とは、物の定位置と同じ

「なんでこんなに怒っちゃったんだろう」の一例として「期待と現実のズレ」を指摘されています。

私たちは、育児に限らず「現実はこうあってほしい」という期待をもって行動しています。
意識しているものだけでなく、無意識に期待してしまっているものも多々。

”怒りという感情は、この「期待と現実の違い」が強く感じられるときに起こってくるものです。
怒りというのは「困っている」ということを知らせる感情だとお伝えしましたが、期待と大きく異なる現実は、まさに「困った」状況です”

例えば、麻の玄関。9時半までに家を出ないと幼稚園のバスに間に合わないのに、今は28分。
ここで子供が「おしっこ」と言い出したら、どうでしょう?

「もーーーー!もっと早く言ってよーーーー」
「トイレ早めにいっておいてねって言ったじゃん」

こんな言葉がつい、口から出そうになりませんか?

それって
9時半までに、きちんと支度した子供と私が、9時半に家を出る、期待と違う状況を子供が作り出したから。

ならば、どうしたらいいのか。

まずは、「あ、私は今期待した状況と違うからイライラしてる」と気づくこと。

そのうえで著者はこのように表現しています。

ものには、大体定位置がありますよね。
車は車庫。
ハサミは一番上の引き出し。
包丁はキッチンの開き戸の裏側。


(中略)
実は私たちが、人・もの・状況に期待する、というのは、その「定位置」をとりあえず決めておく、というものです。
周りのもの定位置をある程度決めておかないと日常生活が成立しないのと同じように、「○○は恐らくこうなるだろう」というとりあえずの「定位置」、つまり「期待」は生きていくために必要なものです。
(中略)
必要なのは、「この期待は現実的なものだろうか」という視点だけ。


お母さんの心が楽になる 怒らない子育て 水島広子著

片づけ本でも「良く使うところに物の定位置を決めましょうね」なんてよく書いてありますね。

それと同じで、期待する=定位置を決めるのはいいのですが、それが使いやすい場所かどうか、ってことが大切だということです。

これ以降、子どものどんなところについて、現実的ではない期待をしてしまうのか、もしくはママ自身を自分で責めてしまうときの心理状態についても解説が続きます。

心の衝撃

最初、目次でこの単語を見たとき、私は他の本でみたことある内容かな、と思いましたが、一段深いところまで掘り下げて解説されています。

いわゆる、マイナス面を見るのではなく、プラスの面に着目する方法の紹介なのですが、さすが対人療法の先生!

つい、マイナス面を見てしまうきっかけになる「不安」について少し触れておられます。

不安とは衝撃を受けたときの反応のひとつ。

育児書を見たり、周りの子をみて、自分の子供と違っていた時、「衝撃」を受けることがあります。
その反応が「不安」になる、ということ。

また、衝撃のもう一つの反応は「怒り」

「同じ時期に生まれた○○ちゃんは、指示があったらすぐに列にちゃんと並べてるのに、うちの子は先生に言われてもすぐに並べない」

こんな状況を見ると衝撃を受け「不安」だったり「怒り」という心の反応が起きるようです。

水島先生は別の著作で、心の衝撃も、体の衝撃と似たようなもの、表現されていました。

足の小指をガンっとぶつけてしまったら、その直後は痛くて痛くて、場合によってはうずくまったりします。
つまり、ぶつけた衝撃により「痛み」という反応が起きたのです。

でも、よほど骨折などしていなければ、30分もすれば歩けるでしょう。

半日経ったらぶつけたことを忘れてしまうかもしれません。

心の衝撃も同じで、受けた瞬間は大きな反応が生じますが、時間が経つと落ち着くことも多いもの。

そのため、心の中にネガティブなものを感じたら、まずは「これは、衝撃による反応の一つではないか。冷静な判断を下すためにはこの衝撃がもう少し落ち着いてから考えよう」という考えが、大切になってきます。

ママの心の境界線

人によっては、「自分と他人の境界線」を引きにくいタイプがいます。

酷くすると愛着障害など、とても辛い心の問題になるのですが、そこまでいかなくても、誰しも、少しばかり心に傷があり、それが自分の境界線を見る目を曇らせてしまうときがあります。
子育ては、そんな自分の心について見直すチャンスです。

子どもの問題なのか、実は、自分の問題に引き込んでいないか、本書を読みながら自分の心を紐解いてみてください。

知識があれば、環境を大きく変えずとも、ぐっと楽になることが多々あります。

最後に

いかがでしたでしょうか?

もし、少しでもご興味ある方は、ぜひ図書館や本屋さんで手に取って頂ければと思います。

私は、今でも何度も読み直してますが、育児の日々を楽しくする根本がこの本には書いてあると思います。

少しでも、皆様に楽しい時間が増えますように。

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