無性に「寂しいな」「孤独だな」「ひとりぼっちだな」と思ったことはありませんか?
私は、特に産後しばらくそんな思いに駆られていました。
産後に限らず、育児中は決して珍しいことではありません。
ただ、孤独感を深めすぎてしまうと、「社会への脅威や感受性、警戒心が高まる」ことがシカゴ大学の研究でもわかっています。
そのため
- ネガティブなやり取りを記憶しやすくなる
- さらにネガティブな行動をとりやすくなる
- 孤独を強める・・・
という悪循環が生まれてしまうのです。
寂しいという気持ちは、持って当たり前で、それを否定してはいけません。
とはいえほったらかしにしていると辛くなりますよね。
対処法を考えてみましょう。
寂しさと孤独の原因はホルモンバランスかも?
女性の場合、まずはシンプルに「身体の状態」を疑いましょう。
産後でしたら、特に1~3週間はホルモンバランスが大きく乱れやすいため、普段感じないような孤独感やネガティブな感情に捕らわれやすくなります。
この出産直後では無い方も、産後一年以内であったり、生理前であったり、更年期の時期であったり、とホルモンバランスの乱れやすい時期はたくさんあります。
自分では良く分からない!と思うかもしれませんが、知識として、孤独の大きな原因の一つであることを確認しましょう。
心当たりがあるならば、病院など相談できる機関を探しておくといいかもしれません。
私の場合、これからご提案する方法と合わせて、産後一時期漢方薬を飲んでいました。
非常に効果があり、心も体も楽になりました。
ただ、きちんと専門の薬剤師さんが体調を見てくださる漢方薬局で処方していただいたので、お値段は高かったですが・・・
今は、スカイプなどで相談に乗ってくださる薬局も多いので、外出できなくても相談、購入できます。
もしご興味ある方は検討して損はないと思います。
寂しい時、孤独を感じたときは筆記開示で頭の中の考えを吐き出しきる
お金かからず、お手軽な方法がこれ!
一日8~20分以上、ネガティブな気持ちをノートにガンガン書いてみましょう。
書き方、内容、言葉遣い、何でもありです。
誰かに見せるわけでもありませんので、脳内に出てきた言葉をどんどん文字化していきましょう。
これが、筆記開示といいます。
悩み疲れてくると、自分が何を感じているのか、どんな感情かすらわからなくなる時があります。
とにかく、書いて書いて書きまくる!
「○○がむかつく」
「こんな自分は嫌!」
「これが心配」
だんだん、名前の付いた感情が見えてきます。
「あ、私、自由にならなくて悲しかったんだ」
「パパにもっと優しい言葉をかけてほしかったんだ」
「大人と話す時間が少なくて、寂しかったんだ」
吐き出すと、脳の中が楽になります。
大きな荷物を下ろしたみたいに。
そして、思考力が復活してきます
その次に、書いたことを客観視することができます。
すぐに解決できることも出来ないこともあるかもしれませんが、少なくとも客観視することで、対策を立てやすくなります。
8分でも効果が出た、という実験結果がありますが、可能なら20分以上書くと効果が高くなるのでオススメです。
これを数週間続けてみてください。
夜に書くといい、と言われてますが、育児中のママに昼も夜もあったもんじゃない!
赤ちゃんが寝た!自分は睡眠がとれている!その条件がそろった時が、あなたの書く瞬間です。
お子様が成長して、昼夜のリズムが出てきたら夜に書くようにすればいいだけです。
私は、既に孤独の期間ではないのですが、今でも続けています。
ノートに書き続けていると、感情が安定してくるので、孤独だけではなく怒りや焦りなど、ネガティブな気持ち全般に捕らわれにくくなりました。
また、人に愚痴を言う必要がなくなります。
ネガティブな言葉を振り撒かなくなるので、明るくて前向きな人が集まってくるように思います。
寂しいとき、孤独なときのNG行動
では、逆に寂しい時、やっちゃダメな行動とはなんでしょう。
まず、SNSを見ないこと。
え?ネットで人とつながれるんだから、SNSを見ないと余計に寂しくなるんじゃない?
と思ったあなた。
SNSは、「日常を切り取った」世界。
FacebookもTwitterもInstagramも、その人たちが「発信したいことだけ」発信することができるツールなのです。
中にはTwitterで愚痴をいう人もいるかもしれませんが、大体「楽しかったこと」「幸せだったこと」、そんな日常を発信してることが多いでしょう。
それをみて、どう思いますか?
「幸せをおすそ分けしてもらえた――」って思えるのは、自分も幸せな時。
大体は落ち込むことが多いのではないでしょうか。
しかも、隣の家の芝は青く見えるもので、必要以上にキラキラして見えるのです。
私も情報収集としてTwitterを使用することがあります。
私が見ている分には普通に仕事の報告しているだけのツイートでも、なぜか過剰に羨んでいるようなリプレイを見かけることがあります。
どんな事情か分かりませんが、羨んでいる人は、きっと気持ちが落ち込んでいて、過剰に反応してしまったのだと推測しています。
そのようなときは、見ないのが一番。
分かっていても、見たくなりますよね。
寂しいからこそ、つながりたくなるし、「いいね」もほしくなります。
普段よりSNSを見たくなって、他人の反応が欲しくなってるときは、ネガティブなドツボにハマる前兆だと思ってください。
私は、そんな時、代わりに本を読んでいました。
というか、「SNSで反応が欲しい」と考えた瞬間に「紙でも電子書籍でもいいので本を開く」ことをマイルールとしてました。
特に電子書籍アプリは、SNSアプリと近いところに設置して、SNSを見そうになったら、指をちょっと動かして電子書籍アプリを開けるようにしていました。
読むものは何でも構いません。
私もその時勉強しているものから、気楽な四コマ漫画まで、数種類をいつでも読めるようにしています。
寂しい、孤独感はママが感じやすい感情の一つ
いかがでしたでしょうか。
「孤独」「寂しい」は、特にママさんが感じやすい感情の一つです。
私も何度も感じました。
もし、人と話すと元気が出るタイプの人は、ネットで地域のコミュニティを探しておくのもいいかと思います。
出産した病院でも産後のママさんを集めたサロンを開いていることもありますし、ショッピングセンターで「ベビーマッサージ」や「読み聞かせ」などを数百円で開催しているところがあります。
できたら、出産前に少しリサーチしておけるといいのですが、実際産んでから、思ったより寂しい!!なんて気持ちに駆られることもあります。
また、地域の子育て支援センターや粉ミルクを作っているメーカーさんで相談を受け付けているところもありますので、思い切って電話してしまうのもいい方法です。
初めて電話する時は、緊張したり、こんなことで電話していいのかな、なんて思うかもしれませんが、相手は経験豊富なプロの方です。
また、ママ自身も普段よりネガティブだからこそ、行動を止めてしまう考えが思い浮かびやすくなっている、という事を思い出してください。
安心して相談してみましょう。
この記事が、皆様の幸せな育児生活の一助になりましたら幸いです。